体験者Aさん 17歳

就労体験実例1 有限会社 遠藤電設

ここはまるでエンジニアの養成学校。早く一人前になって、恩返ししたい。

中学卒業後すぐに就職したのですが、仕事がつらくて挫折。そんなときに、この会社で就労体験をしました。今はまだ、先輩たちの道具を整理したり、運んだりする手伝い作業が中心です。第二種電気工事士の資格取得に向けて勉強をしているので、現場には同行せず、会社に残って試験勉強や倉庫の片付けをしていることも多いです。資格取得にかかる費用はすべて会社が負担してくれて、職人気質の先輩たちに怒鳴られたりすることもあるし、勉強が嫌になることもあるけれど、何とか辞めずに続けていきたいと思っています。立派な会社に就職できて母も喜んでいますし、中学校の時の先生も様子を見に来てくれました。早く一人前になって頑張っていくことが、周りの人たちに対しての恩返しだと思っています。

 


体験の1日のスケジュール

8:00        本社に出社後、先輩と現場へ

8:00~12:00   道具の準備や手入れなど現場作業の

          お手伝い

12:00~13:00 休憩

13:00~17:00 引き続き、現場作業のお手伝い

17:00      帰社後、帰宅


代表者の声

有限会社 遠藤電設

取締役 遠藤 和美

社員は家族!国家試験や免許の取得、将来の独立も、徹底的にサポートします

会社は大きな家族であり、その中でも彼はうちのかわいい末っ子です。就労体験が始まる前は続けることができるかなとも思いましたが、無事に体験を終えて、今も休むことなく遠くから自転車で出勤しています。18歳になったら運転免許も取得させてあげたいですね。そのときには、教習所に通えるように勤務時間も考慮するつもりです。将来独立の希望があるなら、それについてもできる限りバックアップしますよ。

 

こんな気持ちになるのも、彼の頑張りをそばでみているからこそだと思います。指示される前に次の作業を予測して道具を用意するなど、現場での気配りに社長も感心しています。この就労体験は、私たちにとっても良い出会いとなりました。

 


就労支援員(保護司)よりメッセージ

高橋 正敏

彼のことは中学校卒業直後からずっと見守っていますが、見違えるほど立派な社会人へと成長してくれました。これもひとえに、遠藤電設の皆様方の手厚いサポートのおかげだと思います。自宅も遠いのに、暑い日も寒い日も朝早くから自転車で出勤して頑張っています。社長や先輩方の期待に応えたいという一心だと思います。

就労体験に関わって、若者にとって環境がいかに大切かということを実感しました。